明日プラスX ウイルスン・タッカー

こちらは「静かな太陽の」より書かれたのも訳されたのも20年近く前だけあって昔の小説だなあという感じ。
内容も翻訳含めて、この時代の小説らしくて、最近だとヴォークトの連作がこんな感じだったかな。なんというか、こういうフォーマットのSF小説が量産されてた時代だったのか、前提となるお約束が似ていて今読むと違和感がすごい。

話としては主人公がタイムマシンによる犯罪を捜査する側というのがちょっと珍しくて、相手が世界初のタイムマシンでは犯罪捜査もなにもあったものではないのだが、話はそんな素直なものではないのでうーんというか。。