2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

宇宙のランデヴー アーサー・C・クラーク

これは名作、70年代に書かれた本なので、かなり新しいのもあって、今読んでも違和感は最小で歴史的価値を無視して普通に名作と思える。前述のクラーク本と違って神秘的なところがなくなって、かなり工学探検SF?みたいになり、登場人物も薄いけれども、それ…

環境問題はどこまで広げられるか

昔々、ローマクラブの成長の限界という本があって、地球環境は取り返しのつかない一線を超えてしまったとか騒がれていたのが懐かしいなと思うくらい昔のことを思うと、今の環境問題はどんなものかと懐疑的に思うのだが、間違いなく昔と大きく違うのは、先進…

幼年期の終り アーサー・C・クラーク

大昔に読んだはずだが全く覚えていない状態での再読。都市と星と比べてこっちは思ったより良い出来で、まさに歴史的名作。終末論的展開に人類進化ネタと今となっては流行らない主題でありながら、これほど書けるのは凄い。表面的に有名な小説なのだが、その…

海外案件のだめなところは、

IT業界において海外とは凄い進んだ世界で遅れた日本が云々というのはよくある話だが、そんなのはごくごく一部の話であって、普通のITの世界は日本と変わらないのが現実。 今回も海外では外見は先進的な会社とか紹介されてる、実は有名らしい某案件を見たのだ…

都市と星 アーサー C.クラーク

新訳版も出ているのだが、この本は大昔に買ったもの。自分としてはこの翻訳調な文章のほうが、最近の日本語化しすぎたような翻訳本より親しみやすく感じる。この本は多分初めて読んだのだが、こういう内容だったのかというか、今読むとなかなか苦しい感じで…

スマホカメラの画質

昨今の主戦場はカメラ、というかカメラしか差別化出来ないからか、そんなにカメラなんて大事かねと思うが、RX100くらい写るようになったのかしらと考えて最新機種で比較をしてみたが。思ったより駄目だった。 たしかに、好条件で比較すれば1インチセンサーと…

三体 劉 慈欣

今どうしても読まねばならないということで、、最初は人名に違和感があったが、すぐ慣れてきて、翻訳の為か日本の小説らしさを感じるのは、ケン・リュウもそうだったけど東洋人の書く小説はそういうものなのだろうか。とはいえ、これが今の中国の人が書くト…

ドローンランド トム ヒレンブラント

近未来ミステリ。ほとんどSFだが、薄いけれどミステリではある。こういう世界観ならこのくらいできるのでは?というのが結構書かれていて、近未来としてはすごく良くできていると思う。特に、何でもできそうなところ、できないところの境界線が上手く処理さ…

ボアズ=ヤキンのライオン ラッセル・ホーバン

大昔の本で多分未読。久しぶりにこんなに難しい本を読んだという感じ。とにかく解らない。基本的に古い本であるのと訳の為か読みにくいので、軽い気持ちで読んでまったく歯が立たなかった。なので再読必要と思うのだが、これが解るには色々前提知識が必要そ…