地球からの贈り物 ラリイ・ニーヴン

ここまでのノウンスペースもの長編2作と違って、ストーリーが大分わかりやすくなってて、べただけど植民地革命と主人公の成長が合わさって物語の推進力があり、小説として今読んでも普通に読める出来栄え。

なんというか、登場人物もちゃんと小説の登場人物になってるし、会話も出来てて普通小説っぽいというか。

まあ前のはいかにも長編を書きなれてない感じで、著者の頭の中にある物語が伝わってない感があったけど、この本はその辺抑えたのか割り切って解り易く描いてる感じがする。

気になるのは臓器銀行からのネタが色々倫理的に問題ありで、なかなかえぐいかな。。臓器移植の為に犯罪者があれなことになってるのを割り切ってるあたり、この本はまだしも、読んでない2冊の探偵ものは難ありそうな感じが、、