リングワールドふたたび ラリイ・ニーヴン

当初の予定になく、評判に応じて書かれた続編というのは往々にして失敗するものだが、この本は思ったよりよく出来てる。前作で足りなかったところが期待通り明らかになるし(前作のあれは嘘だったで誤魔化してるけど)難はあるけどこのくらいなら十分合格点では。

で、本作がこうなった理由は刊行順にあると思ってて、プロテクターはリングワールドの後に書かれてたのね。それで本作はこうなったのかとわかる。プロテクターを前作として持ってくればリングワールドの難点もまあまあ説明付けられる感じで、これで本当にノウンスペースの集大成と言う感じ。(まあさらに続編2作あるのだが)もちろん、これ読む前にプロテクターを読んでる必要大だけれど。

ただし、前作で重要だった幸運の遺伝子はあんな展開になってしまったり、前作の登場人物が雑に扱われるのはまあ、、物語を進めるには致し方無いか。

あとは4冊目を見つけられたら続きを読んでもいいかな位。