ゲイトウエイ2 蒼き事象の水平線の彼方 フレデリック・ポール

前作から変わって話の展開がごちゃごちゃで解り難い。。前作はまだストレートな終わりに向かって進んでいたが、この本は何処に向かってるのか全然わからず、こういう場当たり的な展開は続編ものらしさか。

そういえばこのシリーズはコンピュータがAI人格で登場してくるのだが、未来コンピュータの出し方としては良い感じ、法律相談AI人格に相談するにとどまらず、自分の代役AIに仕事をまかせたり出来るのは良いね。

で、ぐたぐたに進んでて結局どうなることかと思ってたのだが、最後のネタばらしが凄すぎて笑った。もうこれ三体だよ(笑。ついに明らかになる宇宙人の秘密、とんでもない宇宙の起源、循環宇宙論を使えば宇宙定数なんて改変し放題なんだよというのは。。ああでも宇宙規模の話なのに銀河系中心なのは違和感があるかも。。

でも光速に近づくほど質量が増えるので、質量を消してしまえば超光速が実現できるというのは昔どっかのスペオペで読んだような。

そういえばこの本リングワールドふたたびと同じ年に出てたのか、そう考えるとこっちのほうがかなり新しい本という感じがする。

あとこの本のサブタイトル、初めて見たときもそうだけど、今でも最高にかっこいい題名と思う。ただしこの本では全然そっちに行かないけれども。