黙示録3174年 ウォルター・M・ミラー・ジュニア

大昔に読んだか挫折した本の再読、ほぼ記憶なし。
その昔はSFのオールタイムベストに上がってたものだが、読んでみて納得の素晴らしい小説。まあSFに含まれる範囲かどうか微妙ではあるけれど。
難点はまさに宗教、教会がストーリーのメインなので、日本人にはいろいろ違和感だらけでわからないところがわからないところだが、それでも感動的なところはわかるので、これくらいなら十分だと思う。

書かれたのは50年代なのでそこまで古めかしい本ではないが、時代がかった翻訳があっていて面白い。もうこれ以上の翻訳ができるとは思えないので。こればっかりは新訳は反対。まあ古い表紙も変えられて絶版になってるようなのでそれ以前の問題なのだが。