イシャーの武器店 A・E・ヴァン・ヴォークト

ニーヴンをまとめて読んで片付けるはずが、もう残ったのが分厚いのばかりで厳しくなってきたので、まとめて読もうと思ってたヴォークトに手を付けることに。この本は確か大昔に挫折したもの。

新版があるらしいが、これは古い方なので翻訳が古いというか古すぎて凄い。いや60年代の翻訳なので古典的というのではなくて、例えば少し前に読んだ三体とか、翻訳がかなり現代風な感じで、翻訳やりすぎなのでは?と思ったものだが、この本も同じように60年代に今風な感じに訳したのかなと感じる。

ストーリーは色々意味不明と言うか、勢いは凄いのだがアイデアもストーリーもごちゃごちゃで凄い粗削りな内容、今でいうワイドスクリーンバロック?なめちゃくちゃ感があって、古典スぺオペとは違うけど普通のきちんとした小説でもないというか。

ただこれを古典的名作に挙げるのはさすがに無理があるのでは。今読むと単に乱雑に書かれただけの印象。