わが名はコンラッド ロジャー・ゼラズニイ

ゼラズニイを何冊か発掘したので読んでみるシリーズ。

翻訳のためか、著者1作目だからかとにかく読み難い。70年代の翻訳だけど文章の古さも凄いな。昔々、光の王を読んで凄い名作だと思って、人に読ませようとしたらこんな読み難い本無理だと言われたことがあって、そういえばこのくらいの感じだったろうか。

核戦争で終わった地球は宇宙人の観光地で、突然変異で神話の世界の生き物が出てきて物語もギリシャ神話要素らしいのだが、いまいちわからないのはメジャーなところを使ってないからか。

話自体はいったい何の筋書きなのかいまいち不明なまま続くのだが、終わってみるとなるほどという感じで、これが当時のニューウェーブらしさなのかねえ。