見えない凶器 ジョン ロード

古い推理小説。登場人物も形だけで心理描写も薄く、ある意味パズルみたいな感じ。
問題は1930年代とはいえ肝心の見えない凶器が使い古されたネタなところだが、それ以外はなかなか悪くない。
と言ってもパズル小説だからといって2段階事件で登場人物がこんなことするというのは違和感しかないが、下手に人間を描くくらいならこのくらいの書割の方が違和感ないので、こういう小説にはありか。