IT人材の人口差

IT人材白書を読む機会があって、内容はまあ想定の通りで昔から変わらないなというだけなのだが、IT企業とそれ以外の企業の割合というのがあって、欧米ではSIがないので、企業が内製していてという流れの説明資料で、日本だけSIの割合が7割でこれが世界で変わっているという話で、それはまあそうだよね。というだけなのだが、グラフの数字をよくよく見ると異常なのがIT企業+それ以外の企業の合計となる人数で、日本で100万人はわかるとして、アメリカの4200万人という数字。
さすがに人口で3倍程度なのに人数が42倍はおかしいというか、どういうカウントをしているのかと思うけれど、まあ実際のところ軽めに見ても10倍はいるのではと聞いたりする。

で、根本的に内製化がどうこうとかIT競争力がというけれど、そもそも人数がこれだけ差があるのだから、彼我の差が大きくて当然というか、むしろこれほど少ない人数でもまあまあなんとかなっているのは、逆説的であるがSIが集中的にIT人材を抱えてるからなのでは?と思えなくもない。