川の書 黒き流れ1 イアン・ワトスン

80年台に書かれたシリーズ物。当時流行していた、SFファンタジー3部作みたいな感じか。当時はこういうのが沢山書かれてたなあという印象があるので、あの変な著者でもこういのを書くのかという。やっぱり専業作家となれば生活の為に本を書かなければならないのか(笑。もっと最近になるとwarhammer40000のノベライズなんかも書いてるみたいで、米国だとスターウォーズだけど英国だとこっちになるのかと思うが、warhammerのあの変な世界観は著者に合ってるような気もするので、絶対売れないけれど翻訳されたら読んでみたいが、、、ただ著者の他の本よりも、ゲーム版が大ヒットすれば翻訳の可能性はあると考えると面白い(笑
で、読後の感想としては普通のファンタジーな成長物語の展開で、複雑なストーリーも複数の同時進行も無いので、わかりやすく読みやすい。ジュブナイルまでいかないけど、それに近い感じ。著者らしい突飛なアイデアも影を潜めていて、ファンタジーとしてもそんなに変な世界観でもなく、わりと平凡な印象。

一応主人公は現地の蛇側で敵はゴッドマインドで地球では人類が凍結されて意識だけで宇宙開拓していてとかあるけど、今のところプリーストの逆転世界みたいな凄い感じは無いかな。。