大いなる天上の河 グレゴリイ ベンフォード

前作と全然関係のない展開になってしまい、まあ時間が空いたからか?、一応最後に続きの短編は収録されてはいるけど、これだけ?
3巻目は世界観は異常だけど、普通の冒険小説風にになって、ストーリー展開も前回までと違って起伏も出来て読みやすいので、この本だけなら単独で読んでもいいかもしれない。
テーマ?として異質なものを書こうとしているのは解るけど、あんまり異質に感じないのがあって、もっと突き放したような存在のほうが良かったのではと思う。
書かれたのは80年代なので、この頃だとサイバーパンクが溢れていたからか、あまり異質に感じなくなってるのが問題か。メカもこのくらい意思疎通が出来るなら、改造されてる人間とさして変わらないのでは。。
とりあえず後半のほうでは小説としての推進力があって、全体に淡白な展開の著者の割には珍しく、そういうところは読みやすかった。