監視機構 ジェフ・ヴァンダミア

今度は管理側主人公で、これでようやくいろいろ明かされると思いきや主人公は新任でまた全然わからない展開。
ただ前作のホラー感が薄れて安っぽいスパイ物みたいになってしまい、こんな話を読みたいわけではないんだけどという感じでかなり苦行に、、
話の展開の仕方も1巻と同じやり方で、主人公内面描写に主体で、あと記述でも1人時間差で同時並行させたりと、盛り上げる展開の少ないストーリーで起伏を作るためかもしれないけど、これがまた読み難くて効果が微妙。あんまり複雑な話でないのが救いか。
しかもこれで1巻の倍近いページ数で、もっと先に進みたいのに意味があるのか不明なごたごた展開がだらだら続くのはきつすぎる。雰囲気小説ならそれも楽しいけれどこれは違うし、翻訳が上手くなかったら読み通せなかったと思う。
あと1冊だが最後はなんとかなってくれるといいのだけれど、、