世界受容 ジェフ ヴァンダミア

前巻からふたたびエリアXに戻り、今度こそ話が前に進むのだが、、
ああでこれで終わりかーという感じで、悪いけどやっぱり1巻で止めとけばよかった。ほとんど徒労だった。。
もう1冊あれば続きを期待できたと思うけど、作者の興味はそういうところには無いのだろうし。もうどうしようもないね。

本としては凝った書き方をしていて、それもあってなんとか最後まで興味を続けられたけれど、それにしたって内容が。。
一応、回答部分もあるのだけれど、全三巻のこのページ数なのにほんの1ページにも満たない内容で、いかに作者がこのネタに触れてほしくなかったのかがわかる。

まあ何を求めてこの本を読むかというのが問題で、私には合わなかったというだけだが、それでもまあ投げずに最後まで読めたので、そういう意味ではよく出来ている。翻訳も良かったと思う。

2巻もそうだったけど、私のような読者の期待する内容を最後の最後に出してくるあたり、作者も確信犯なのがねえ。。