迷宮の天使 ダリル・グレゴリイ

一種のサイバーパンクっぽい普通の小説、サイバーというよりドラッグだけど。普通に薬で脳に影響を与えて守護天使が見えるというのはなかなか奇抜な展開だ。

とはいえ世界観はあまり変わらない近未来で、ストーリーは比較的普通に進むので、読みやすい小説になってて、特にアイデア先行なSF小説ではないので、それほど凄いところも無いけれど、まあまあ面白く読める感じ。ただこの終わり方だとこの後ヤバいのではと思うのだが、、薬物あふれてるあっちの国ではこの位普通なのかね。
あと、SF部分が大分弱くて宣伝文句みたいな話に全然ならないので、そういうのを求める向きは読まない方がよさそう。