暗殺者の鎮魂 マーク・グリーニー

大分空いたがシリーズ3巻目、普通に読みやすくてあっという間に読み終わってしまった。古いSF小説などと比べると、現代のこの手の小説がいかに洗練されているかと感じる。この巻はシリーズものだけど前の話覚えていなくとも問題ないのも良い。
全体に映画みたいな小説で、最初に見せ場があって(今回はワニの上をターザンしたり、ヨットが爆発したり)、その後も敵さんから襲撃とピンチを何度か繰り返しての最後に逆襲というわかりやすい話だが、これを飽きさせずに読者の期待通りに楽しませるというのはなかなか難しいのでは。

戦争ものだったレッドメタルはいまいちだったが、やっぱりこっちのほうが著者向きだと思った。
しっかしメキシコのマフィアを凄く書きすぎじゃない?、まあそういう小説だけれどやりすぎです。。
あと最近小説を読む時に、現地の場所をgoogleで調べながら読んだりするのだが、今回メキシコを縦横に移動するのだけど移動が速すぎない?この距離を1日で車で移動とか無理そうに見えるけど。。