湿地 アーナルデュル・インドリダソン

珍しいアイスランド・ミステリ小説。
有名な賞を取っていたのは知っていたが、それはこの次の本だった。これはひたすら陰鬱な感じで、ミステリとしては普通。
アイスランドと言えば、最近読みなおしたクランシーの小説では重要な拠点だったが、現実は米軍は撤退しているようす。また、舞台が2001年なのはいいところで、この後バブルでとんでもないことになって崩壊してサムライ債を真っ先に切り捨ててくれたりと良い印象は無い。
そんな国だが、人口30万人で犯罪を書くのは可能なのか?と思うが、読んでいる感じ荒んだ国な印象で、天気が悪いところくらいしかアイスランドな感じがしない。もちろん特徴的な人名、地名はあるが。