天使と罪の街 マイクル・コナリー

冒頭の展開に衝撃、こんなあっさりやるとか。ああもったいない。せっかくの単発もの主人公総出演で面白くなる展開なのに。まあこれで第一期完なのか?
この本は過去作ポエットの直接の続編で、自分が読んだのが2年前で全く覚えてなかったので、これを読むためだけに読み返した。ポエットは今読んでもやっぱり最後の展開は納得いかないし、それがこの続編で説明されるかと思ったらそんなこともなかったのが残念。
物語自体は、シリーズの登場人物が出るくるだけで面白いのだが、前述のくだりもあって悪役が微妙。まあそもそも前作でネタを使い切ってしまってて、今作では結局何したかったんだっけ?という感じ。まず連続殺人する理由から何から説明不足。。
あと、この本分類的にミステリ小説に入れていいんだっけ?というか、推理小説じゃないし、まあハードボイルドってこういう本なのかもだけど。
ついでに思った通り、前作の幸せ展開は全く続かないあたり、これもハードボイルド小説だからしょうがないねという感じ(笑