バーサーカー皆殺し軍団 フレッド・セイバーヘーゲン

長編といっても短編3連続な形式、限定タイムトラベル可能な惑星でのバーサーカーとの過去改変戦争ということなのだが、やってることは凄惨な戦争でもなく、ずいぶん人間に詳しいバーサーカーと人間の知恵比べみたいな話なんだよね。。戦争そのものは惑星の地上は全部焼き払われて、地中都市に立てこもっての迎撃とかかなり絶望的だけど。そういえばバーサーカーは宇宙船というか、宇宙要塞みたいな感じで、こういうのが攻めてくるのって確かに色々見るなと思った。
この本は一番最初に翻訳された為か、かなり古めかしい小説になっている印象、展開もタイムトラベル物の時間戦争パターンで割と見るが、この本が影響を与えてる可能性も在るような無いような。。そんな話の展開としてはよくある内容と思ってたのだけど、フーコーの振り子の辺りは真面目なバーサーカーと胡散臭い人間という感じで笑ってしまう。ただこの2段落ちは面白いけど安易かな。。そしてヒロインの秘密はどこに?あれ重大な伏線だと思ってたのに。。