バーサーカー赤方偏移の仮面 フレッド・セイバーヘーゲン

3冊揃ったのでまとめ読み、短編のいくつかは読んだことあるはず。

でこのバーサーカー、生命全てを破壊するだけの巨大戦闘宇宙船?という設定なのだけど、普通に会話するし捕虜は取るし、人間心理を狙った攻撃したりと割となんでもありで、単なる破壊機械との戦争物ではないストーリーなのが上手いところなのか、、まあ書かれたの60年台だしそれなりに現代的という感じ。
連作短編集で、戦争についても一応最大の決戦とか書かれてるけど、宇宙船のラムシップで突撃してロボットと生身で戦うというのはどうなんだ、、そしてこの時点で人類帝国は大分追い詰められてて5年で全滅とか言ってるなかでも揉めていたりするのも酷い話で、もうそういう場合じゃないというか、寝返る余地もなさそうな機械なので。

小説としては、文学ネタをSFに衣替えした内容のが多いらしいけれど、その辺がわからないので微妙。翻訳も古いので硬い感じ。