シヴァ神降臨 グレゴリイ ベンフォード、ウィリアム ロツラー

悪魔のハンマーを読もうと思ったが、その前に類似品のこっちに手を出してみる、こちらは評判の悪いほうだったような?、ただベンフォードなのでそんなに悪くないはず。
話自体は映画とかでさんざん出ている巨大彗星が地球を直撃して云々というあれで、核爆弾でというところも似ている内容、とはいえこの本が書かれたのはニーヴンのより少し後の80年なので売れ線狙いかねえ。というかベンフォードがこんな本を書くのが意外というか、あんまり向いてないのではと思うけれど。。共著者の力量も微妙な感じ。

で、感想としてはそれほど悪くないけど褒める程良くもなく、読む価値があるかと言えばまあうーんという、ベンフォードらしさ?が特に感じられないのも難。

映画よりも大分リアル路線なので、まあこんな巨大隕石群がやってきたら人類の理性なんか期待できないよねという内容で、本命の隕石到着前に既に地球は壊滅状態ですよ。。まあ人類なんてそうなるよねという感じで、せいぜい内戦状態で済んでるだけまだましと言うべきなのか、、そしてあらゆる混乱の中で宇宙飛行士達が必死の努力が功を奏すのかという緊張感があるので読めるのだが、、最後の落ちはちょっと意外な方向で良かったけれど、残された人類が文明を再建出来るのかとか心配になってしまってそれどころではなかった。