tern BYB クランク交換、軽量化を試すが

なんでもBYB P8のクランクは950gもある重量物で、チェーンリングは鉄で磁石が付くので、これを変えてみることに。軽量パーツは高価な印象があったが、5k円で買える安物のliteproの53tでも670gなので試してみることにした。

現物を見ると部品はずいぶん華奢な印象だが、この値段ならまた買えば良いか。

クランク交換に必要な工具を揃えて作業すると、クランクはあっさり外れた。ついでにチェーンカバーも外すことにして分解したところ、チェーンカバーを固定するための金属板がBBで固定されていて、BBを外さないと取れないとわかる。

なのでBBを外す工具も揃えたのだが、これがかみ合う部分が短くて、モンキーレンチで持っても真っすぐ固定できないのもあって外れやすくて力が入らず、ここだけで1時間頑張ったが全然無理そう。
もう諦めてさらなる専用工具か、自転車店に持っていこうかと考えていたが、このBB外しの工具をBBに固定出来れば良いだけではと考え、フィキシングボルトで押さえつければ良いのではと思ったが、ボルトが短すぎて足りないので、同じM8で長いネジとナット、ワッシャを買ってきて固定できるようしたところ、あったり簡単に出来てしまった。もうそもそも工具側にこの機能が付いてないことがまず不思議だ。
実際のところBB外すのにこの工具とモンキーレンチだけでは自転車店でも無理なのでは?、WEBで調べてもこんな方法誰もやってなさそうだが。

BBはRPM BB-7420 BC1.37x24T 68というので、300g以上あってまあ安物か。今回の目的は金属板を外すだけなので、このまま元に戻した。

組付け完了して、ギアを試してみると、一番ロー側に入れるとフロント側で内側にチェーンが落ちてしまう。もともとのチェーンリングの位置から大分外側にずれてるのが原因で、しかたないのでチェーンリングをクランクの内側に付け替えた。見た目悪いがこれでチェーンは落ちなくなった。
しかし、今度はチェーンリングがフレーム側に近すぎているようで、チェーンリングが後ろのフレームに接触して削り傷が見える。
原因は、もともとはチェーンガードの金属板がBBに挟まって固定されていて、これでBB自体が1-2mmほど右側に出ていたのが、金属板を外したのでBBが内側にずれた事。金属板をまた挟むのはかっこ悪いので、BBに挟む1mmのロースペーサーを入手して入れたところ、ぎりぎりだがフレームに接触しなくなった。
他にもBB下にある折り畳み用のゴム台座も接触ぎりぎりなので、今回52Tから53Tにしたが、これ以上は無理そう。S11は54Tというけどさらにぎりぎりでは。
とにかくこのBYBは2段折り畳みで、他と違い折り畳みが右側に重なるので、クランク周りもクリアランスが危ない、気軽に改造するものでは無いなと思う次第。

で、これだけ苦労して、軽くなったと言っても300gくらいか、なにせ鍵つけて15Kgもある重量級なので持ってみても全然違いが分からない。軽量化はもっとKg単位でやらないと駄目そう。乗ってみても軽さなんてわかるわけもなく、BBも同じなので回転も変わらず、ギア数は元々52Tで、liteproのは53Tにしたが加速なども違いはまったく実感出来なかった。

そもそも軽量化ならBYBの上位モデルS11を買えば良いというのもあって、P8カスタムしていけば同じくらい金が掛かるというのもわかるのだが、いかんせんvektron買えるくらい高価なのと、問題はBYBのP8とS11で重量差が1.6kgしか無いことで、実はフレーム、フォーク以外全部別物というくらい違うのに、これしか軽くならないというのがダメなところ。
もちろん軽量化重視のパーツ選定では無いのだろうが、それでも高級部品これだけ使ってもたったこれだけしか軽くならないのでは、BYBはもう諦めしかない。

だいたい2段折り畳みだからって、HSD由来のダブルデッキフレームとかやりすぎなんだよね。。フレームだけで普通の折り畳みの2倍は重いのね。