特捜部Q カルテ番号64 ユッシ・エーズラ・オールスン

またまた陰惨なテーマな4巻目、こういうのが北欧ミステリらしさなのだろうが、、
で、このシリーズなんだけど、1冊完結の部分と他のシリーズもの小説と同様に全体を通した部分の両方書かれてるのだが、他と比べて連続性の高い部分が多くて、順番通り読む必要があるのはもちろん、これまでの経緯もある程度覚えとかないといけないのが、記憶力の弱い私には大変なので、一気にまとめて読もうとしている理由。
でもこういうのって途中から買いにくいし、新規の人はどうするのだろうという感じ、まあコナリーみたいに30巻以上ありますではないからまだましな方か。

で時間の飛び方がおかしいところがあるのは誤訳か?、ただでさえ時間軸が複数あるのでわかりにくいよ。。

そして今回もまた犯人側の過去がたっぷり書かれるわけなんだけど、しかもそれが2パートあるもんだからきつい。こういう展開でもみんな普通に読めるのかしら、なんというか、ディーヴァーを読んでると、一般読者の間口を広げるためにあえてあの位に留めているというのがわかるというか、大衆受けする小説という範囲から外れてる感じ。

まあでも最後のツイスト展開はちょっと意外で面白いのだけれど、それがあんまり活かせていなくて、せっかくの入れ替えなのに結論があれなのか?と。
終盤はもちろんお約束のように気絶して捕まる展開には笑った。