前作でついに引退でこれで一区切りかとおもいきや、ハラーが出てきておやおやという感じですよ。でも凄く面白かった。ここんとこ下落トレンドなコナリーだったが、だいぶ盛り返した感じ。
この本は2人主人公というわけではないが、ハラーの出番も多くて、この位の塩梅だと上手くいってる感がある。
あと思い出したように途中で放射線の話が出てきて、おおそういえば以前そんなこともあったような、とかいろいろ過去のイベントの扱いが適当で笑う。そんな軽いものではないのだが、、
まあ後から振り返ると、犯人がこの程度の理由でここまで大胆な重罪を行う必要あった？というのが一番無理筋な感じがしてくるのが難点。
ここんところのコナリーは推理小説としてはどんどん弱くなってるので、ディーヴァーがまだその辺微妙だけども頑張ってるのと比べるとうーんというか。
どんでん返しというかひねりも弱くなってて、そういう方向で驚かせようという考えではないのかなと。自分ももうそれは諦めてシリーズものなので最後まで頑張ろうという意地で読んでる感じがあったりするしね。。
