特捜部Q 知りすぎたマルコ ユッシ・エーズラ・オールスン

今回はこれまでよりは大分明るい感じで読みやすい感じ、この巻の主役が子供だからか。しっかし学校行ってないでこのくらいの知識なんて得られるもの?と思わないでもないが、、
前から感じるけど特にこの巻で強いのが、この狭いコペンハーゲンのしかもこの地域だけで隠れるとか無理では、地図で見ると凄い狭い範囲内で起きているよね。

読んだ感想としては、とりあえず少年のアクションシーンが凄い、映画狙いか。この本で面白いのが、危機感あるシーンが来ると、毎回意外な展開でなんとかなるのが笑ってしまう、この奥さんが迎撃するとかどうなってるのと。
まあでも主役側も安心感あるし、大分キャラクタ小説でファン向けな感じがしてきていて。ディーヴァーもそうだけどシリーズ物だしこういう感じが良いのかもね。逆に言うとコナリーみたいなシリーズの事考えてなさそうな破滅的展開で延々続く方がおかしいのだけど。
あと、無罪と思われたのが実は犯罪者で、しかしという展開はまあまあ面白いけど、この落ちは警察物としては無しかな。。
で、ロマが出てくるのだけど、悪役をロマにしなかったのはやっぱりその辺配慮なのかなあと。デンマークでも外国人で都合のつく悪役も難しいね。