アクロイド殺し アガサ・クリスティー

本を見たが、すっかりネタを忘れて思い出せないでいることに気が付いたので、これ幸いと再読してみることに。
こんな話だったっけ?という感じで、いい感じに思い出せないのが楽しい、こういう風に都合よく忘れられれば名作の再読も楽しいのだが。
ただ、読み進めているとなんとなく思い出してしまい、途中でわかってしまったのが難、書かれた100年前は斬新でも、今となってはありふれてるので、こんなに読者にサービスしては直ぐにわかってしまうのが悲しい。

それ以外、小説としてはまあまあ、やっぱりこのネタ1本で書くためか色々細かいところに粗があるように感じてしまうし、その辺りは古い小説ではある。いやでもそれだけ無理をしても筋の通った話になるのは流石というべきか、ああでも主役が動かないから成り立ってる感じもあるか。
でも天和のシーンなんてあったっけ?、これは笑った。