アプターの宝石 サミュエル・R.ディレーニ

サンリオ本を掘り返したので再読を試みる。
たしか読んでいたはず、と思って読みながら、物事の2面性は出るものの、あれたしかマルチプレックス云々じゃなかったかと思ったら違う本だった。
で、うーむやっぱりデビュー作らしい荒削りと言おうか、あれこれ粗だらけで、しかも翻訳も微妙な感じという。
一応、単純な冒険小説を書こうと思って書いたわけではないはずなのだが、これに限って言えば下手な冒険小説にしか見えないというのが苦しい。もちろんマニアな人には後年の作品のネタを探し読むのでこれでも興味深い内容なのだが。