リングワールドの玉座 ラリイ・ニーヴン

4巻が無いのでこの本を読むことは無いだろうと放置していたら、突如見つけてしまったので忘れないうちに読むことに。
3巻からは今世紀に書かれたのでかなり新しいが、ストーリーは2巻の直後から。全人口の5%を捨てて30兆人救うという前作のクライマックスの決断がいきなり無かったことにされて焦る。。仕切り直しなんだけどさすがにちょっとこれは酷い展開。

さらに内容も、もうほとんどリングワールドを舞台としただけの冒険アクションになってしまい、見るべきところが無い。この手の文明崩壊で別種族が集まって冒険する話は腹いっぱいなんだよね。。強いて言えば、鉱物資源の無いリングワールド世界なので、
文明崩壊すると立ち直れないというのはリアルなのか。

まあでもアクション物でシンプルな話なので読みやすくてページが進むのは良いところか?、これで読み難かったら諦めてたかも。でもところどころ翻訳が微妙なような、、原文から駄目なのかもしれないが。
そして終わりもここで切るか?みたいな、全然区切りの良くないところで唐突に終わるので唖然とした。これは4巻と前後編にしないと駄目だろうという感じ。