巨神覚醒 シルヴァン・ヌーヴェル

前作の終わりからもっと危ない展開かと思ったが、普通に続いていて安心した。
この独特の書かれ方にも慣れてきたからなのか、やっと面白くなってきた感じ。

なんというか、1巻は巨大ロボット物で新人の初書きなので、稚拙なところがあってもそういうものか程度だったが、2巻はロボットはおまけ程度なので置いておいて、意外に宇宙人とかその周辺もまあまあ考えてあって、小説として普通に読める感じはある。
ただ相変わらず狭い範囲しか書かれないので、世界が大変な事になってるのに全然伝わってこないのだが。。そして最後の解決策も正直奇抜に走り過ぎててこれで通じるの?って感じでうーん。

とはいえ最後の交代劇は予想外だったので不意を突かれて感動した。謎の組織の陰謀論も上手い具合に切り抜けててリアリティギリギリだけどまあok。ただこの主人公の語りが面白さの半分位だったと思うのでこれからが不安だが。。