暗殺者の飛躍 マーク・グリーニー

今までの逃亡生活が終わってこれから普通のCIAなスパイものになるのかも?と思ったけど全然上手くいかないのがこのシリーズなところ。普通のスパイものにはしないという意地を感じる。今更それをやっても二番煎じだし。
今回の舞台は香港から東南アジアなのだが、コナリーでも思ったけど、中国に侵入してドンパチやってOKという感覚どっからくるのだろう?、米国じゃないんだから銃撃戦なんてあったらとんでもない大事件なんだって(笑
そしてこの作戦、なんという穴だらけの計画なのか、、今までの個人で逃げる話ならともかく、米国さんのスパイ工作がこんな適当にやるのはどうなのか。またありがちなターゲットを狙って複数の組織による争奪戦なんだけど、複数組織が狙ってて偶然が変な作用するこの展開どっかで読んだような。。
ただ、中盤の人助けしてしまうシーンからの展開は目新しくて凄い。この主人公らしさを上手く生かしていてさすがだと思った。問題は今までもこのくらい被害が出るシーンが大量にあったような気がしてしまうところか、、
でシリーズのヒロイン役が登場して、なんだか007みたいな感じになって来たなと思ったけど、終わり方はやっぱりこうなってしまうのでした。