デフレマインドからの脱却

PCパーツとか自転車とか、基本的に新製品というものは、発売日が定価で、待てば待つほど安くなるというのがあって、さらに売れ残りの値崩れを探すという楽しみもあった。しかし、昨今の状況から、発売日に定価で買うのが一番安く買う方法で、待てば待つほど価格改定で値段が上がるという謎の状況が起きている。
ちょっと教科書的な理由と違うのだが、結果的にこれが劇的なデフレからインフレ世界への変化なのかと実感する。これがコロナ時代での一時的なものなのか、今後もこの傾向が続くのかはわからないが、インフレ世界を垣間見たようで面白い。
そしてデフレ世界では気になっても微妙なものは買わないのが待つのが正解であったが、インフレ世界では微妙なものでもとりあえず買っておかないと後悔する可能性が高い。これって商品の魅力よりも買う理由が値段ならやめておけと言う俗語があって、まあまあ納得感があったけれど、あれはデフレマインドが生み出した言葉だったのではないかと考えてしまう。