最近のカメラ

α7IV、3年以上経ってようやくのバージョンアップで、画像処理エンジンが更改されたのが一番大きくて、それ以外も既存機種のおさがりとはいえ、何もかも新しくなってるので新製品感がある。
ただし値段も500$上がってしまい、思ったよりコストダウン出来なかったのがきつい。露骨なのはEVFとか液晶くらいで、ボディも殆ど同じだし、もっと大胆に安くする方法が無いとどうしようもないのか。

そして写真機として重要な連射関係は、結局のところコスト要因で積層センサーが使えないという理由で性能が頭打ちになっているのが難で、結果ハイブリッドというか動画機能がかなり強化されたけど、それもS3があるからか4K60Pはクロップだしで、こっちも早々に頭打ちになってる感。なので全体に中途半端でしかし値段も安くないという、うーんこれで売れるのかしら?という感じ。まあリサーチしっかりして作ってるので売れないってことはないでしょうが。。

日本発売延期は、まあ昨今の半導体不足ではねえ、そもそもこの時期に新製品発売なんてしないのではと思ってたくらいなので。

 

Z9、基本的には特に目新しいところも無く、視線入力AFみたいな独自開発の飛び道具が見られるかと思ったが、普通に他社にある既存技術の範疇内でまとめただけだった。新機能開発しないのにR&Dとは、、
でメカシャッター廃止は思い切ったと思うけど、速度はα同等なのでストロボ同調も実質1/200なわけで、現時点の性能で廃止するのはまだ尚早なのでは。これLEDのフリッカー対策大丈夫なのかしら。

一番面白いのが様々な他社比較をやってるところで、あまり日本企業では見ないので面白い。ニコンって真面目で質実剛健とか言ってたので印象が変わった。
例えばブラックアウトフリーの説明も、他社の説明はそれっぽいけど、実際にはZ9のEVFは60fpsで、他社は120/240fpsなわけで、この説明図おかしいよね。もっというと連射も120コマを一番目立つところに出すのは詐欺っぽい。この機能1回使ったらもう使わない機能で、実際は他社以下の20コマカメラだよね。

そしてこれらの機能性能が下位機種に降りてくるのをみんな期待するのだけど、α9発売からずいぶん経つのにα7IVがあれなところを見るに、積層センサーの製造コストというのは如何ともしがたいようで、この辺の上位機種と普通のユーザ向け下位機種は、ある意味別種類のカメラになるのではと思う。なので、もう上位機種でメーカ対決がどうなっていても一般ユーザーは関係なさそう。

関係ないけど、ストロボに追加接点無かったが、これいずれ必要になるので、このタイミングで入れるべきだったのでは。