curl i4のtektro R369ブレーキ

どうも前側の右側だけ変な風に削れてるなと思って、調整しても変わらないので悩んでいた原因が解った。
ブレーキを引いて、シューがリムに押し付けられた状態でリムが回ると、右側のアームだけがリムの回転の力でたわんで前に引っ張られてしまい、ブレーキシューの前上側がタイヤに接触して削れていた。
このブレーキ、ロングアーチだからってこんなに歪むのだろうが酷い代物だ。とはいえ左側は微妙にしか歪まないので、アーチの長さというよりアームの固定部分が問題か?

ブレーキを取り外してみたところ、ブレーキ自体を止めるネジが一般的なフォークを貫通してるのと異なり、5mm程度のブレーキ固定用の台座で固定されてるためか、ブレーキ自体が少し歪んで取り付けられていて、ネジ自体からブレーキを使った影響で微妙に曲がっているのも解った。

これが歪んでいる原因か?しかし、左側アームはほぼたわまないのに右側だけたわむのは何で?とブレーキをさらに全ばらしして調べたところ、右アームの可動部分の隙間の調整が微妙に緩くなっていて、これが原因で右アームが前後に動く余地がある様子。このネジをブレーキの動きが多少硬くなるくらいまで締めたところで、大分抑えられるようになった。というか左側の方がダブルピポットでつながってるのにたわまないのは左側の方が硬くて隙間が少ないからか。
まあ厳密にはギリギリまで調整しても、まだ数ミリたわむのだが、一応タイヤに接触するのは避けられるくらい空きは出来たので良かった。

ロングアーチのキャリパーブレーキで、安物は歪むから云々と聞いていて、力を入れてもリムに押し付けるところが歪むので止まらないのだろう位に思っていたが、
こういう風に前後に歪むのは想定外だったので驚いた。