真鍮の評決 リンカーン弁護士 マイクル・コナリー

ついに来た主人公同士の対決もの、と思ったけどそうではなかった。せっかく刑事VS刑事弁護士なのに。。
しかし弁護士側ハラーの視点だと、こういう風に見えるのかと面白い。というかいつもの展開ならもっと早く事件が解決してしまいそうなものだけど。
で、悪徳弁護士?ハラーもいろいろ大概だと思ってたが、やっぱり刑事側ボッシュは酷い。別に容疑者でもないのに偽装で脅しまでするとか、もうこれまともな捜査をする気は最初からないよね。。
でまたお決まりの内部ねたですか、、まあ警察幹部があれなのはこの世界観ならそうかもしれないけど、検事側もとまで書かれるとええという感じで、おまけに伏線も動機も付けたし感があってなんだか。まあ推理小説という楽しみ方ではないので、これでも全然面白いのだけど。
あと、刑事弁護士の仕事として、そもそも有罪だとわかってて弁護するという仕事のモラルというか、その辺の矛盾は最初からあるのでは?と思うし、それって今更悩むこと?と思うけど。