エジプト旅行編 4日目

カイロのホテルを出て、空路アテネへ。

3時間もかからず到着するのだから近い。昼にカイロの上を飛ぶと、本当に砂の国というのを実感する。飛行機はエーゲ航空で、マークがαなのが少しおかしい。

空港を出てホテルへ。町並みの綺麗さとか、エジプトとの落差が凄い。まあこのギリシャでそれを感じるというのは驚きだが。

ホテルは場所は良いのだが古くて設備が駄目だが、エジプトではないので普通に感じる。

アテネに来た目的のパルテノン神殿へ。神殿への道は有名観光地だけあってかなりの混雑。パルテノン神殿は現物そのものよりも建っている場所、アクロポリスの丘がすごかった。本当に丘の上の頂に作られていて、よくこんなところまで石の材料を運んだなという感じ。
神殿そのものは工事中で、というかずっと前から工事中らしいのだが、前の方は補強ありでまあ組みあがっているけれどそれ以降は全然で、中から後ろ側のばらばら具合からまだまだかかりそう。せめてもう少し見栄えのするように修復できないものかと思うのだが。

とりあえず危ないのは神殿へ登る階段の石がかなりつるつるで滑るのでひやひやする。
でもまあアクロポリスの丘の上に巨大なギリシャの旗が翻ってるのを見ると、やはりちょっと微妙な感じがしないでもない。この国の人にとってはあの時代のギリシャはどういう感情を持っているのだろうか?

そのままエレクティオンを見て、最後にアレオパゴスを登る。ちょっとした小山だが、ここで紀元前にいろんな事があったはずなのだが。。

初めてギリシャに来ての印象だが、全然まともでこれがあの破綻国家とは思えない。普通のヨーロッパの街という感じ。アクロポリスの丘から見ても一面市街で、凄く普通に見えるのが意外だ。もちろん、エジプトから来たというのが一番で、ここでは壊れそうな車も走っていないし、建物も落書きはひどいくらい。観光地と外人向け商店街を歩いただけというのはあるが、外から言われるほどひどい様子でないのが不思議で仕方がない。夜も9時過ぎまで出歩いたが、危険を感じるふうでもなかった。

ギリシャに来て立て続けに日本人を見かける。エジプトよりはこちらのほうが人気というのは少しわかるけれど。

 今日は天気も良く、空のギリシャの青というのはこういう感じかとわかる。

 ホテルは古くていまいちだが、夜は屋上レストランからライトアップされたアクロポリスが見えてすばらしい。まあ神殿どころか丘自体を下から全部照らしているので非常に派手。

ギリシャで今日は祭日で休みの日だからか美術館含めてあちこち閉まっていて見るところがないのが残念。夜9時頃だが観光地の店舗以外全部閉まっていて、これなら日本の方が観光客向けなのではと思う。

アテネに来て時間がおかしいと思ったら、カイロとタイムゾーンは同じだが、アテネサマータイムを実施している模様。エジプトもサマータイムではなかったか?

ギリシャの食事は普通のヨーロッパので、魚類もピザもイタリアみたいな感覚で、エジプトから来たからか普通に美味しく感じる。