エジプト旅行編 3日目

朝からギゼーのピラミッド。遠くから見るとそうでもないが、近くで見たり、望遠レンズで見ると、表面がかなりぼろぼろに崩れているのがわかる。四角い石が崩れていて、外見の印象とはだいぶ違う。
特に中間の大きさのピラミッドとか、上の方だけ整った石が残ってるが、その下はだいぶ崩れているのがわかる。今回真下まで行ってみて思ったのはまるで巨大な建物の廃墟という感じでしかなかった。

ピラミッド手前は有名なスフィンクスなのだが、これもかなり崩れていて残念。横の方から見るとわかるが、前足の伸びてる部分が異常に長い造形なのが不思議だ。
ピラミッド周辺は観光客もすごい数が来ているが、ピラミッドが大きいためか、あんまり混雑していない。これなら京都の方が混んでる感じがある。

大ピラミッドの中に入ったが、別料金とられて人数制限もあるわりに、最後の部屋はこれだけ?という感じでいまいち。これなら入らない人が多いのもわかる。まあ確かにわざわざここまで来れば入りたくなるし、中腰で延々ピラミッド内部を進んでるのだと思えばそれなりに感慨深いところもあるのだが。
あと、狭い中を中腰で進む上に行き帰りが同じ通路なので混雑と待ちがひどい。そもそも心配なのはこれで崩れないのだろうかというところからだけど。
とにかく観光地で台座に明かりを照らすだけでチップを要求したりするのにあきれ果てる。とにかく数千年前のエジプト人は偉大なのだが、現代のは。。

続いてサッカーラの階段ピラミッドに行くが工事中。周辺の建築物の神殿の列柱室はそこそこ綺麗。注意してくるが上から撮ると見栄えがする。
周辺の神殿は本物の壁画が見れるのだが、現地人の態度が残念過ぎてあーあという感じ。とりあえず詐欺なのかチップなのか区別のつかない人間を遺跡内に入れないでほしい。

次はメンフィスの巨像へ。立っていたら凄いのだが、横になっているのであまり巨大感が無いか?、これが直立していれば凄いだろう。

今日は前日と違い高級ホテル。施設はたしかにまあそうだが、掃除がなってなくて、どうもエジプト人にはこういうのは向いてなさそうな感じ。
さすがに高級ホテルだけあって食事はまとも。とはいえ米は日本人には無理かな。レストランもピラミッドを見ながら食べられたり、この場所で噴水があちこちにあるのはさすが。

今日は移動で車で下道をずっと通っていたが、窓越しに見てもわかる貧困がすごい。川とか完全にゴミに埋まってるし、あたりの汚さは本当に危ない世界。
工事の砂とかゴミとかが積みあがった山の中で子供が遊んでいるのを見ると、さすがにいたたまれない気持ちになる。
そういえば会社に来たインド人と話すと、日本の一番の印象で異常に清潔なところ、と言われて不思議に思うことが多かったが、エジプトに近いとすると、確かに清潔さこそ日本なのかもしれない。ヨーロッパもあの程度だったし。