エジプト旅行編 6日目

朝からルクソールに来た目的地、カルナック神殿へ。
入り口からずいぶん歩くが、中はすごい。ピラミッドより圧倒された。間違いなく今回の旅行で一番。巨大石柱で文様も残っててこれが3千年以上前のものなのだというのは信じられない。
あの高い石柱と天井を支えている部分が補強なしによく崩れないものだと心配してしまうが、地震も雨もほとんどないこの国なら問題ないか。
石に彫られているというのもあるが、細かい彫刻が綺麗に残っているのも驚きだ。
続いてルクソール神殿へ。道路側からの入り口が地下にあってわかりにくい。例の1本しかないオベリスクは、これがフランスで何年か前にみたあれかという感じ。
で昨日は夜景を外側からしか見なかったが、昼間に正面入口から見る巨石像とオベリスクはまさにエジプトのイメージそのままで、わざわざ来たかいがあったというもの。ただ、石柱部分はカルナック神殿を先に見たからか、あれのミニチュア版という感じでいまいち。単に見る順番が悪かっただけでこれも十分にすごいのだが。
ここでもそうだが、エジプトの難点は物売り、乞食が遺跡内にも居ることで、せっかくの素晴らしい遺跡に感動しているとすぐに嫌な気分にさせられてしまう。せめて遺跡内部くらい取り締まりできないのか。特に今回ツアーでなかったのもあってつかまりやくて最悪だった。

あと、エジプトの遺跡では殆どに手すりとかロープが貼っていなくて、普通に触れることに驚く。落書きもまあ見当たらないので監視も厳しいのだろうが、その辺自由なのは珍しい。

ホテルへの戻りでルクソール神殿からナイル川方面を歩く。ナイル川は観光船やらヨットなどが沢山泊まっていて、こんなところで舟遊びをするのもいるのだなとか思う。よくあるツアーではルクソールから船でカイロに行くのが多いようで、たしかにその方が効率的で安全そうだ。

午後は王家の谷へ。この場所はほとんど砂漠の中という感じで、とんでもない暑さでさすがに熱中症な感じに。墓に入るとまあ教科書のが出てくるという意味では凄いが、墓の中は空で壁画をみるのみだけなのもあって微妙。というか異常に暑い中、墓の奥深くまで階段を歩いて戻るのが厳しい。
王家の谷を出てハトシェプスト女王葬祭殿へ。入口の階段から巨大な建物で驚きなのだが、ここに来たときにはもう暑さで滅入っていてあまり見れなかった。
最後にメムノンの巨像は普通に道路脇にあって、ありがたい遺跡感が無い。しかも全身に鳩の巣が出来ていて鳩だらけだった。
これでルクソールを出て、空路再びカイロへ。空港のホテルに泊まる。

とりあえず写真撮る向きには、エジプト人は酷い。カメラ禁止についても禁止とそうでないところがあったり、事前に調べていてもその場で変わってたりするし、特にひどいのが観光客向けにスマホで撮らせてから写真の枚数に応じて金をせびる連中で最悪。
あとルクソールでは警官の服着たのがチップドラーで寄ってくるし、それを避けるだけで面倒。本当、エジプト人の居ないエジプト観光をしたい。。