この手の話を見ると思うのだが、そもそもの前提が必要だと考えている。
それは、社会全体が拡大していくのか縮小していくのかという観点だと思う。
で、拡大する社会で生きているならば、さまざまな論点を無視できるので、ある意味おおらかになる
というか、どっちでも構わなくなるだろう。
しかし、縮小していく社会で生きていると、そんな余力は無い。犯罪等を許せるか否かは余裕の有無
に影響されるわけなので、今以上に寛容になることは残念ながら無いだろう。
後、廃止論側の論拠については、正直なところ弱いなと思う。冤罪が云々というのもあるが、その前に
犯罪と冤罪の比率を国別に見せてほしいところ。また、感情論については人それぞれだが、上に書いた
ように、余裕の無い社会では感情論のが強く働くので、ますます苦しいだろうなと思った。
