暗殺者の復讐 マーク グリーニー

続いて4巻目、例によって最初から人力飛行機からはしごで降りての潜入と言う映画化したらさぞかし珍しいアクションシーンで始まり、ライバル登場からの先の見えない展開が面白い。こういうアクション主体の小説で次の展開を読ませないというのはなかなか出来る事ではない。3巻目もかなり良かったが、これも期待以上の出来栄え。
で、民間軍事会社がCIAの依頼で非合法部門とか、リアリティがうーんと言う感じだが、ドローンに監視カメラと顔認証が出てきて、現代ものなら避けられないハイテク相手でなかなか苦しい感じ。ローテク主人公なのでこの辺のお約束を今後どうするのかが気になる。。
あと、途中で別組織のを助けるシーンがあるけど、どういう基準で判断してるのかいまいち、これまでもさんざん敵組織増やしてたのに今更?
3巻でも思ったけど、今回はヨーロッパを舞台にしていて、わずか1週間たらずの間に何カ国も行き来する展開が続くので、ヨーロッパが国内旅行の感覚で狭く感じる。たしかにシェンゲン協定でこれが出来るのは知ってるけど、もっと待ち時間が色々あるはずだが、、