某何とかのを見ていて思うことは

そんな悪を倒せば何とかなるみたいな、安易で幼稚な世界観で話をされてもなあと言う感じ。
現実世界の複雑さを考えれば、どんなところにもそれなりの理由があって、解決できない問題があるのもまた当然なわけで、それを部外者が一刀両断に解決できる、なんて思いあがれる自体その人の考え方が危ないよ。

自分の仕事でコンサルまがいのをやると、色々調べて突っ込みどころを探すのだけれど、当然のことながらそこにはそれなりの理由があるわけで、簡単な解決策で上手くいくなんてシナリオ、IT系ですらなかなかに難しい。

大昔はそういう成功体験みたいなのもあったのかなと思うけれど、今の日本みたいに成熟したというか老衰した現代社会でそういう成功体験を探すのは難しいとしか思えないし、さらにこれを無理にやろうとしたり、演出して成功してるふりをするのを見ても空しいだけだと気づかないものなのか。
この原因ってそもそも相手の仕事に対する敬意が足りないからそう思えるだけなのではと考えてしまう。

色々複雑になってくると、逆説的に逆転ホームラン狙いみたいな考えなのかな。でもホームランな解決策なんて無いんだよね。