どこかの銀行のトラブルについて、

原因は多重請負構造で中抜きが云々とか、プライムベンダが複数あるので政治問題とか適当に書いてあって、この何十年前から変わらぬ安易さというか、朴訥さに笑ってしまう。

人間は大人になって仕事をして暮らしていると、世の中には安易な物事なんてなかなか無いという事を学ぶものであって、世間が放置している問題の解決方法を自分だけが発見した!なんて思うのは必ず間違っているというのに気がつくものなのだが。。

ましてやあの規模の複雑さなシステムを安易に解決する手法や切り口なんてものがあるとか、そう考えられる事自体が驚き。複雑なシステムを何とかする手法なんて考えつくされててそれでもこうなってるのが現実。
まあ対策考えさせられる仕事も大変ですよ。システムの問題点を洗い出す仕事もやったことあるけど、かなり頑張って調べても効果的な解決策なんて作れないんだよね。。結局手続きが増えて解決した気になるのがせいぜい。

もうむしろ品質管理に力入れすぎるのが複雑さの原因なので、一番良いのは機能を削ってシステム規模を小さくすることなのだが、それももう出来ないんだよね。

例えば大昔みたいに店舗の人間が業務を本当に解っていて、イレギュラーな自体から何もかも対応出来たころなら出来たことでも、現在ではシステムがカバーしないと店舗なんて回らないんだよね。基本人減らしの道具としてシステムを入れてる以上、まあそうなるのだけれど。。