氷 アンナ カヴァン

挫折した本に再挑戦してみるということで。
サンリオ版もあるはずだが、見つからず、単行本版を読む。
前回挫折したのは20年は前のはずなので全く覚えていないが、案外読み難くもなく最後まで読めたのは驚き。
とにかく凄い力の掛かった小説というか、圧迫感に引き込まれる内容で、そういう意味で凄い本であるのは間違いない。
例によってディックの如き幻想的なところもあるのだが、このくらいならまだ正気で読める範囲内と思う。
見つかったら、作者のサンリオ本も読んでみたい。