SONY DSC-F707

程度が悪かったが五千円だったので購入。
2001年発売なので、9年前か、メモリースティックで128MBが限界な辺りが時代を感じるが、
500万画素はともかく、巨大で重いレンズのおかげで、好天での写りは悪くない。
もちろん、この異形なデザインが面白いし、これを作ったことは素晴らしい。
デジカメになってカメラの形を再定義できるところから、思い切ってやったこの形には、
当時非常に未来を感じたものだった。
が、そのあとが続かずに今となっては終わったのだが、個人的にSONYのαでSONYらしさが
欲しいと感じる裏には、このカメラのようなデジカメの再定義というべきデザインを期待
していたからだったと思う。
現実にはミノルタの堅実な路線を受け継いでしまい、突飛だったミノルタSONYらしさが
見られない現状に落ちてしまうのだが、この後出るだろうミラーレス一眼では、再びこの
カメラのような路線を是非お願いしたいし、そうでないならば単なる安物カメラとして
αは終わりかねないとまで思っている。