ハンガリー、ブタペスト、3日目

ホテルに戻ってきた。これでハンガリーも終わりか。
今日は国会見物だが、入ってみていつもの金張りな作りに恐れ入る。こういう見栄えに力をいれるのはどうなんだろうと思うが、観光目的には映えるのはたしか。
天気は、今日も持ってくれて助かった。天気予報が当てにならないのは問題だが、晴れてくれるぶんには問題はない。特に今回、RX100で十分に撮れている理由の一つは明らかに好天があって、ピーカンならどんなカメラでもとかいう通り、高ISOを使うのをなるべく避けられるので助かった。前回のフランスではα77でかなり難しかったが、天気次第では一眼でもどうにもならないのが現実だ。
ハンガリーが清潔でない印象を与えるのは、雨が降っても変わらなかった。砂埃も原因で、路駐の車のガラスがホコリで汚れているだけでなく、店舗のショーウィンドウが拭かれていないのが一番大きい。それでも観光の大通りはまあまあだが、少し裏に行くだけでホコリがひどいため、寂れた商店街そのものになってしまうのが残念でならない。
地下鉄は面白くて、ヨーロッパで2番目に古いとかで2両編成のこじんまりしたもので、駅も歴史を感じさせて面白い。が、別の路線では共産主義の時代だからか?地下5階位のところまで一気に降りるエスカレーターで、天井にはトンネルで見かける空気を送り込む送風機まであるありさま。でまたエスカレータの速度がかなり速いため、危ないというか、転げたらどうなるのかとか考えてしまう。あの深さは日本の感覚だと大江戸線みたいな感じか。なのにエスカレータ一本というのは無理がある。
レストランは観光地価格と普通の値段がかなり違う。観光地価格と現地の高級レストランの値段が等しいが、もちろん観光地店舗の味は最低限。バーガーキング、KFC、MACを見かけるが、広告の値段から見るとドリンクポテトセットで400フォリントくらい。例のビッグマック指数では日本の半分くらいか。今回は入らなかったが、フォリントだとかなり安く感じる。これで高級レストランで3000フォリントくらいなのだから。
値段ついでにPCはというと、10万フォリント位がラップトップの安値から普通らしく、いくつかの広告はだいたいそのあたり、ウルトラブックで13万フォリントだから、この辺りの物価を考えれば食べ物は安め、輸入品なPCは日本同等か少し高めの値付けだ。ただDELLコンバーチブルが10万フォリント切っていたので、これだけは日本より安めな感じもあるが。。しかし広告モデルはメモリ2GBと苦心しているのがわかる。
車はハンガリーではスズキが見るほう、ウィーンだとマツダがやたら目についたが、この辺は国で違うところ。とはいえ主流は欧州メーカの古い車だったが。あと、繁華街ではポルシェとか高級車を見かけるのも唯一の大都市だから当然といえばそうか。
カメラは、5D+Lレンズを数人見かけた。みんなアジア系観光客で、カメラ文化は欧州がとか、アメリカ人のカメラ好きとか聞くが、フルサイズなんて持って来るのはアジア系だけではと思う。後はツアーで日本人が集まるとカメラの平均単価が急上昇で、一眼とミラーレスで半分近かったり、自分以外のRX100を見かけたりとこの辺はさすが日本人(笑
欧州の都市観光をいくつかやってみて思うのは、欧米人向きの観光都市ということ。英語が通じて、中心部の協会とかのモニュメントがあって、レストランと外で食べられるカフェがあると。それはブタペストに来ても同じで、都市部で観光やってる限り、美術館やモニュメントの多少の違いはあっても、だいたい同じような内容で、国の違いとかをあまり感じさせないところがある。で、こういうのがまさに欧米観光客が求める観光地なのかなと。そう考えると、日本はかなり違うなというか。京都がまだそれに近いのだがやはり違ってて、なかなか欧米向け観光地を作るのは難しいと実感した。
治安に関しては、ウィーン、ブタペスト共に特別危うい感じはなかった。ブタペストでは滞在中に3,4回はパトカーがサイレンならしているのを見たが、ロマ人に囲まれたり黒人が寄ってきたりとかも無く、地下鉄も明るくて綺麗であり、一応ブタペストでは変な刺青を入れてる人間が多数見かけるが、こっちの方が総じて安全と思う。
ハンガリーは元中央アジアの国ということだが、観光客の欧米人と区別がつかなかった。例のTシャツ半ズボンでリュックしょったモロにアメリカ人的な観光客はすぐわかるが、地元の人らしき人物を見ても西洋人としか言いようがない。はっきり言ってイタリア、パリよりも西洋人しか居ない印象だ。
ウィーンでもそうだったが、既に夏時間に入っていて、朝は7時から夜9時前くらいまで明るい。これなら夏時間を導入したくなるかと思ったが、明るいうちに閉まってしまう観光地を見ると、もっと働けばいいのにと思う。
rx100は旅を通して8千枚位撮影した。バッテリは12000のUSBを一日で半分も使わなかったので、12000を2つなんて要らなかった。最も信頼性が無いので予備は必須だ。