宇宙商人 ポール&コーンブルース

50年頃の古典SF。

今読むと不思議としか言いようがない未来を考察した小説だが、広告業が世界を仕切っているという設定は面白い。現実もそうなりつつある、というよりは、この時代から推し進めて考えるとこうだったのかという感じで、今の現実との考え方の違いが強烈過ぎて、ある意味非常に読み難いのだが、そのギャップがSF的でいい感じ。

とはいえそもそも翻訳というか元の文体から読み難いのでそれが難か。