犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ

これは久しぶりの当たり。
ドイツの弁護士の作家によるミステリ、、ではないが裁判周りの短篇集。
簡潔な文面で翻訳書にありがちな冗長さがないし、シンプルで読みやすい。他に似ていない変わった内容が面白いところで、現実の弁護士の仕事をしていてこういう事を考えるものだろうかと思う。
ああでも、ドイツの話なのに犯罪がらみで移民ネタが多すぎるのがちょっとアメリカ小説に見えるのが難点。あの国もこんな感じなのだろうか。。