SI終わった論の今年版を見かけたが

90年代から何も変わっていない。新味もないねたでつまらないものだった。今更なのだから書く前に既存のネタとのかぶりくらい考えてほしいもの。
で優秀なWEB屋さんがSIから仕事を奪うとかきましたか、おお、すばらしい、是非すぐにでも奪ってほしいものだ、このやっかいで大変な業務システムを奪ってくれるなんて最高だ、が、もちろんこんな仕事に手を出す分けがない、だからSIは続くのだろう。
これも前から言われてることではあるが、日本のSIが駄目な主因の一つは客の出来が悪いからというのがあって、でまあ客側がまともならアメリカのあの方式も使えるのだろうと思う。そこで何で日本の客が駄目なのかと考えるに、ひとつには金融機関とか、IT投資が馬鹿にならない世界はともかく、普通の一般企業の場合、情シスの人員の程度が低いからというのがあるのだろう。実際、情シスの分離の子会社とか、まさに体よい姥捨て山状態、あんな会社を集めて、しかも首を切らないというのはすごいの一言だが、裏方仕事でオフィスワーク?だからか情シスの程度は明らかに低いし、またどうしても不味い面子をそろえやすいというのが、ここまでの実感だ。
とはいえ、これはSI側から見た実感で、例えば客側の用心棒代わりに他社SIの相手をしてみると、SI屋というのはなんとてきとうで、いい加減な仕事しかしないのだろうと実感することもあり、かなりどっちもどっちな世界を感じて面白い。
でまた、格好のいいWEB屋さん、すごいところでパーティなんかやってくれたりするところの仕事を見るのだが、これもまたなんとも適当というか、凄いところはすごいのだろうが、昔のコンサルもどきなプレゼンはともかく、実装段階のあれやこれやを見て、こんなので大丈夫なのかと思う仕事もある。