ナショナリズムの時代とは言うが、、

EUから不利な排出量規制を押し付けられたとか、銀行の自己資本が欧米銀に都合の良い制度を〜とか、
悪いのは外国だ!という意見に対して、その孤立主義はダメだと解くのだが、、

問題なのは、もっと身近なレベルにあると考える。
例えば、今の世の中、サラリーマンがまじめに働いていても、自分の人生設計に大きなインパクトがあるのは
自分の仕事の能力よりも、リーマンショックだったたりしたりする現実。
こういう、まじめに頑張れば良くなるという神話を信じられなくする要素が目白押しでは、排外的な批判が
出るのももっともというか、それが普通だろうと思う。
昔々ならば、自分たちは自分たちの仕事を、国のことは政治家や官僚やらがしっかりやっていた印象があったのだが、
最近はこの上の人たちへの信頼が失墜することだらけな上に、情報は沢山入ってくるものだから、批判的になるのも
あたりまえだ。

時分が思うに、サラリーマンに一番重要なことは、まじめに働けばなんとかなるという神話だ。
これを守ることがすべての前提として死活的に重要なのだが、最近は政治も官僚も難易度の高さに逃げていると言うか、
情報だけ流して、これほど難しいのだから仕方が無いと、納得させたがっていると感じる。
こんな風に、情報だけ流して実際何も出来ないのでは批判されても仕方が無いし、その声を受け止めることすら出来ない
現実では、もはや如何ともしがたいところまで来たと思う。
と言うわけで、このままの流れが続けば、民意?としての意見が分水嶺を越えて高まるまで、今の流れは終わらないだろうし、
逆に言うと何も出来ない現状はそれまで続くのだろうと思う。