ランドルフ・メイスンと7つの罪 メルヴィル・デイヴィスン ポースト

法律の穴を警告するための小説?というのだが、この主人公ときたら無条件で悪い側について法の穴と戦うという、ほぼ100年前の本だが、よくまあ当時にこんな内容で出版できたものだ。
ただ本として読んで面白いかというと、いかんせん前述の縛りがある内容で書かれているので、短編の展開も詐欺ばかりに偏る限界があって、今までセレクションに入ってることはあってもまとめて読んだことはなかったのだが、それもさもありなんという印象。