QF880のGPU熱問題解決か

GPU温度90度でいかんともしがたく、グリス塗りなおし程度では効果は無かった。
で、MXMモジュールのサーマルパッドに着目すると、これが厚すぎてヒートシンクの平面が出ていないように見える。
具体的には奥側のサーマルパッドが厚すぎて曲がっている様子。
ということで、解決案としてサーマルパッドの暑さを調整してみる。薄いサーマルパッドを探すと、ARKで売ってるCOOLANCEのが0.5ミリ厚で10cm四方だったので購入。780円。
MXMモジュールを剥がして現物あわせで調整すると、どうもメモリの奥側にある2つの正方形の部品の厚さが問題のようで、この部分を0.5ミリに入れ替えるとちょうどよかった。逆に端の部品は1ミリでも厚さが足りなかったが。
くみ上げて試すと、Heavenベンチループでも最大で82度。10度は下がったので効果は大きい。まあGT70はもっと低いらしいが、これくらいなら許容範囲だろう。
結論として、QF880というか、MXMモジュールの機種で温度が高めの場合、グリスどうこうよりもサーマルパッドの厚さが部品として適当で、きちんとヒートシンクが接しているかが重要ということ。この辺くみ上げてるであろうメーカ、今回はドスパラが残念だった。
また、そもそもサーマルパッド自体必要なのかという疑問もある。QF880にしてもメモリにサーマルパッドを付けてヒートシンク接触させてるのは良いのだが、4GBメモリ版GTX680Mは裏面にもメモリがあり、そっちはなんにも付いていない。
また、デスクトップ用GPUも、リテールクーラーでもサーマルパッドが全部付いていないものが普通にあるため、用件としてそれほど重要ではないのではと思う。